Visual Studio Community 2015 のインストールがうまくいかない
はじめに
本エントリは、Visual Studio Community 2015のインストールにてうまくいかなかった点をどのように解決したかの備忘録です。
とある事情で、Visual Studio Community 2015インストールした後、古いバージョンのVisual Studioをいくつかインストールしたため、コンパイラがなくなってしまったらしく、Visual Studioがまともに使えなくなってしまいました。
その際にエラーなどの取得は失念しておりましたが、C#のプロジェクトが新規作成できなくなったり、VC++のビルドのCL.exeがなくなっていたりしていました。
とにかく、うまくいくであろう最新版を入手したい方は以下からダウンロードしてください。(2016/12/21 現在 Visual Studio 2015 Update 3 が最新のようです。以下、インストール用のダウンロードサイトです。直リンクは→こちらをクリック)
https://www.visualstudio.com/ja/downloads/
このリンクの一つ手前のページはこちらへ
Visual Studio Community - Visual Studio
【2017/04/02追記】
今はどうせなら2017をインストールするのも手ですね。
発生した問題
結論: パッケージをスキップする を選ぶ。(その後ちゃんと動いています)
- 「セットアップに失敗しました。」で詳細表示欄に
Microsoft Visual Studio 2015 Shell (Minimum)
Visual C++ IDE Debugger Package
インストール中に致命的なエラーが発生しました
Visual C++ IDE Debugger Package
ユーザーがインストールを取り消しました。
結論:もう一度そのままインストールを実行する。
詳細は次の記事をご覧ください。Visual Studio Community 2015 のインストールがうまくいかない 2 - RのSkyrim Mod開発日記
Hotfix for Windows (KB2664825)から先に進まない
インストーラーのApplying:で、Hotfix for Windows (KB2664825)と表示された状態からいつまで経っても先に進まなくなる現象です。
Applying:のプログレスの表示も真っ暗のため、おそらく初っ端の部分のようです。
気になった情報に次のものが見つかりました。
Googleでの翻訳での結果、タイトルは「KB2664825を適用してVisual Studio 2013をインストールしないでください」とのこと。心当たりがある感じがします。
インストールをキャンセルし、更新プログラムのアンインストールを確認してみますが、KB2664825はありません。
次プログラムのアンインストールからMicrosoft Visual C++ 2013 Redistributableと名のつくものを一通り削除してみます。
再度インストールを実行してみたところ、この部分では止まらなくなり、無事インストールが完了いたしました。
「セットアップパッケージが欠落しているか、破損しています」が表示される
※結論としては今回はあきらめてスキップすることにしています
次の情報が見つかりました。
Visual Studio Community 2015のインストール時エラー
isoイメージをダウンロードしてきて利用する手段です。以下よりダウンロードします。
Download Microsoft Visual Studio Community 2015 from Official Microsoft Download Center
最初からこれをダウンロードして利用すればよかったかもしれません。
しかしながら、この時要求されていたのが、tools35res.cabというファイルでしたが、isoイメージ内にはsdk_tools35res.cabしか見当たりません。
仕方なく、一旦インストーラーを終了させ(右上の×ボタン)、vs_community.exeを実行してみると、古いバージョンがインストールされているとこのこと。
あるぇ~
とほほな状況ですが、isoイメージがありますし、アンインストールします。
そして、isoイメージからインストールを実行。
しかし、同じエラーが表示されました。
以下、参考にしたところ...
詳しい検証は行っていないが、Visual Studio2010、2012、2013といった過去バージョンがインストールされていると大丈夫なようである。
とのこと。
「といった」とありますので、Visual Studio 2008でもいいかなと、まずMicrosoft Visual C++ 2008 Express Editionを入れてみます。ダメでした。
ならば、Microsoft Visual C++ 2010 Expressを入れてみます。が、ダメ。
気に入らないですが、ここにいたるまでに大分時間をかけているため、一旦あきらめることにしました。
パッケージをスキップする を選びます。
その後は無事インストールが完了し、Visual Studioを起動して、C#やC++の簡易的なプロジェクトを作成しビルドが通ることを確認。
結局tools35res.cabとは何だったのだろうかは不明です。
無事インストールできれば、Visual Studioを起動してヘルプの「Microsoft Visual Studio のバージョン情報」で次のような感じでひょうじされているかなと思います。
バージョン:Version 14.0.25431.01 Update 3